最後の笑顔/Sexy Zoneを聴いてほしい
最後の笑顔を聴いてほしい。
私の気持ちはただそれだけ。
2018年2月14日リリース、『XYZ= repainting』の最後に収録されている、「最後の笑顔」。作詞はLEGO BIG MORLのタナカ ヒロキさん。Sexy Zoneに詞を提供してくださるのはこれで二回目になります。前回は「ぎゅっと」の初回限定版Aに収録されている「秘密のシェア」。これもまた名曲なのでぜひ聴いていただきたい!!!
あらやだ、最後の笑顔でしたね、私が話すべきなのは。秘密のシェアは置いときます。
私は元大倉担なので、「最後の◯◯」というタイトルを聴くとすぐ、「最後の涙」を思い出す。
最後の涙は、ゴリゴリのバラードです、
CD化はされてないので、残念ながら今聴く手段はありません。
ズッコケ大脱走に収録されている「まもりたい」という大倉くんのソロ曲のアンサーソングと言われています。ソース忘れたけど。
まもりたいが男性目線で、最後の涙が女性目線。雰囲気知りたい方はまもりたい聴いてみてね😉
あらやだ、最後の笑顔でしたね、私が話すべきなのは。最後の涙は置いときます、秘密のシェアの隣に。
そう、そうなの、最後の涙をイメージして聴いたら、最初のドラムで全部ひっくり返されました。
で、吹奏楽?楽器には全く詳しくないので、何のラッパなのか分かりませんごめんなさいでもこの音好きなやつです。
超ルンルンじゃん。え?本当に?ってタイトル確認しました。間違ってない、これ最後の笑顔。
スティック持って、シルクハット被って、カツカツ音鳴らしてジャズ踊りそう。
JUMPのpuppy booみたいな感じ!
とか思ったらもう、曲調だけでこんな好きなのに、歌詞が、もう、もう、歌詞が、もう、(ここで膝から崩れ落ちる)
(なんとか立ち上がる絵文字)
解読していきますね。
靴ひもを結んだ これは新しい靴
どこにでも行けるさ でもまだ馴染まない
ソチャンが歌い出しです☺️🍵
新しい靴というのは「新しい日々」「新しい生活」に置き換えられるのかな、と思います。そう思う理由はすぐに分かります。
靴擦れのように胸がズキズキと痛むよ
なぜだろう?
大天使シュミッヒ(合掌)。
スキップをしているようなリズムに反してズキズキと痛む、という歌詞。
痛いのは靴擦れではありません、胸です。
何かが足りないな 僕の隣
君の手握っていた毎日は当たり前じゃなかったと知ったよ
やっと出てきた「君」
胸が痛むのは君が足りないから。
君の手を握っていた時ではなく、君を失った時でもなく、君が足りないと気づいた時に、「当たり前じゃなかった」と知るあたりがピュアですよね、トゥンク...
「何かが足りない」という表現は、君は僕の生活に必要な存在だったことを教えてくれます。
君の居ない生活には違和感があるような言葉です。当たり前になりすぎていたことが分かります。
無理して笑って歩き出すよ
笑顔が素敵って言ってくれた 君が嘘つきにならないようにね
笑顔で歩くよ 君のいない道
miss you
こんなポップな曲なのに涙が出てきます…
無理して笑って歩き出すのは、君が嘘つきにならないように、なんだ…
その語尾の「ならないように"ね"」の"ね"が、微笑みのように感じられて、頑張って、無理して、本当は泣きたいけど、でも、ね、っていう、あああああ語彙力が足りない!!!!
君のいない道なのに、君を嘘つきにしたくない僕は、本当に君が好きだったんだなって、多分この先他の誰かと恋に落ちても、君の事はずっと好きなんだろうなって思いました。
ワンコーラスだけでもお分かりいただけただろうか…… 血文字でREPLAYってやってまた冒頭のドラムから聴くのもありですよね(なしですよね)。
靴ひもがほどけた それは僕らみたい
どちらかを引っ張ると 結び目はほどける
どこか客観的な「僕」。
"何か"が足りないなと思ったり、この客観視だったり、僕はまだ新しい靴(=君のいない日々)に馴染めていないんだなって分かります。
僕は引っ張ったのでしょうか、引っ張られたのでしょうか。2人を結んでいたものがほどけた理由は最後まで語られません。
時間ってさ思い出をキラキラと美化して困っちゃうね
理由が語られないのはこれが原因かな?と思いました。もう僕の中での結び目がほどけた理由は美化されて、事実ではなくなってしまっているのかもしれません。
あの時公園で待ち合わせた
君の目潤んでいた 最後は笑顔と約束したのにな
「約束したのになぁ」の「なぁ」が困ってる感じがします。きっと別れを切り出したのは君の方で「最後は笑顔」という約束を提案してきたのも君の方なんだろうな、と思います。
でも、君を嘘つきにしたくないし、君にいい所見せたいから、僕は約束を守りたい。だから目を潤ませたりしないでよ、っていう、そういう、ここが私の語彙力の限界。
風磨だったら絶対自分の髪の毛ワシャワシャって搔いて、そっぽ向いてると思う。多分絶対。
無理して黙ってさよならしよう
強い人ねって言ってくれた 君にいいとこ最後も見せたいから
胸張って歩くよ 潤んだ瞳で
miss you
僕の中の強さを形成してくれたのは君だったんだなぁって思います。「ねえ、ほら、僕1人でも大丈夫なんだよ」ってエッヘンしてる感じ。
最後も、と言うことはこれまでも君に褒めてほしくて色んな事頑張って無理して来たんだろうなっていうのが分かります。でも僕にとってその無理は全然苦ではなくて。
最後の見栄で胸を張ってみるけど、瞳は潤んでしまう。涙を流さないのに一生懸命な所がまたピュア…。トゥンク…。
これは公園の帰り道なのかな?
きっとさよならしたから、君に背を向けて歩いているのだと思います。だから、瞳は潤んで居ても、バレません。胸を張って一人で歩いている所を君に見せる為に、無理して頑張っているのだと思います。
君の居ない日々 慣れてしまいそうだよ
君の居ない日々=新しい靴はずっと毎日続いていれば慣れます。「慣れてしまう」という表現には、きっと君の居ない日々が始まった直後、「こんなの永遠に慣れる日なんて来ない」って思って居た という事も含まれているのかな、と思いました。
それくらい君は僕の当たり前だったのに、僕は君無しでも生きていけるんだと分かってしまったのかな、と。
まいったな それでも 街で君を探してしまうよ
慣れてるはずの靴でも、躓いてしまうことってありますよね。そんな感じなのかな、と思いました。慣れてきたはずなのに、足りない君を、毎日握って居た君の手を、また探してしまう自分に、まいったな、と。
無理して笑って歩き出すよ
笑顔が素敵って言ってくれた 君が嘘つきにならないようにね
笑顔で歩くよ 一人でも
ここの、「ならないようにね」の"ね"の時点ではもう涙は流れているように思えます。でも、「悲しくて、寂しくて、泣いてるんじゃないよ?」っていう抵抗の"ね"のような気がします。
「一人でも」はキーが高くて、みんなちょっと苦しそうに歌ってて、そこがまた歌詞とリンクしてて、そういう、ね、ほらもうまた肝心な所で語彙が欠如してしまう………。
本当は苦しいけど、ポップな曲調が強がりのように聞こえます。
無理して黙ってさよならしよう
強い人ねって言ってくれた 君にいいとこ最後も見せたいから
胸張って歩くよ 潤んだ瞳で
miss you
やっぱり最後もいいとこ見せたい僕。
二番サビは君にさよならをしていましたが、ここでは、君の手を握って居た毎日にさよならと言っている気がします。
一人で笑顔で胸を張って歩けるようになったから、もう大丈夫だよ、と遠い所に居る君に届くように歩いているような気がします。
だけど、最後に、「潤んだ瞳で miss you」と言っていて、僕はあの頃の毎日を思い出にすると決めたけど、まだまだずっと僕の中の中心にある事には変わらないのだろうな、ということが分かります。
ずっと明るい曲調なのに、その倍以上にずっと歌詞が切ない、だけどどうしてか歌詞と曲調は合っている、私の好きなタイプの楽曲です(しらんがな)
靴擦れと失恋の傷を重ね合わせる、という大技でございます。
いかがでしたでしょうか。私の熱は届きましたか?
もうとにかく好きなんです、最後の笑顔。
だからと言って他の曲が好きじゃないとかではないんですよ。
ついったで話題になった(?)名脇役*1とか、いきものがかりの水野良樹さん作詞作曲のプリキュアソング(ここだけガセ情報)の「ラブマジ」とか、とにかく今回のアルバムは個人的に超タイプ!!あ!!セクゾちゃんたちが作詞した曲もあるよ!それは通常盤ね!!!(ここにきて急に雑)
本当の本当に聞いてほしい。
別に最後の笑顔じゃなくてもいい()。
ちなみに、初回限定版のDVDの内容はあの、某チャンネルさんだから、おもしろいこと保障します。
全部載せといたので、お好きなやつどうぞ!!
なんなら三種類どうぞ!!!(笑)
最後にまた本題に戻りますが、最後の笑顔は3月24日から始まる「Sexy Zone repainting tour 2018」ではまず、歌われるのか、歌うとしたらどんな演出、どんな衣裳なのか、今からとても楽しみです。
*1:こちらは「ぎゅっと」の通常盤に収録されていて少クラでも披露された「アナタノセイデ」と同じHOWL BE QUIETの竹縄航太さん作詞