心に上弦の月

分析厨による分析ブログ

「愛してる」の意味を教えてくれた5人のSexyZone

 

何年ぶりに綴る記事がまさか

マリウス葉のグループ卒業、芸能界引退になるなんて

今日の今日まで微塵も考えた事はなかった

 

 

だけど、なんとなく分かってたんだ。

マリウスがもう戻って来ないこと。

ずっと分かってた。

"やめてない状態"を続けていたって。

 

マリウスはきっとSexyZoneが大好きで

他のメンバーもそうで

5人が5人を望んでいると信じた上でも

彼は日本だけに留まるような人でない事を

ずっと前から知らされていたと思う。

 

私はやっぱりしょーりさんが好きだから

彼が5に拘る限り私も5を望んでしまうの。

ごめんね、許してね。

 

SexyZoneはまだ続くし、

しょりくんはこれからもSexyZoneだけど、

私の大好きな5人のSexyZoneに

感謝を伝えたくて稚拙な文章ながらも綴ります。

 

 

2017年5月。

私は初めてSexyZoneのライブに行った。

5周年のメモリアルなライブだった。

当時私は不眠症ながらも病院にかかっておらずで3日間寝ていない状態でライブに行った。

体調は最悪、声帯炎も起こし声も出ない。

今までセクシーを応援したこともなかったから曲もほとんど分からない。

それでも本当の本当に楽しいライブだった。

 

関ジャニ∞で育ったオタクだったから

ロックに暴れ回るライブを超えられるグループなんてない!て思ってたけど

オシャレに派手に違うジャンルの最高のライブを見せてもらった。

もうそこから5年半、ずっとSexyZoneのライブの虜なのだ。

 

この2017年のライブ、STAGEでは

ライブツアーと同じタイトルの「STAGE」という歌を披露している。

その歌中に、ファンに歌わせるパートがある。

「うたを贈るよ 胸を張って

 あいしてるよ ありがとう

 ただありがとう

 赤い薔薇に誓う

 その棘が刺さろうとも

 歩いてく あなたとこの"未知"を」

 

私は何も予習をしないで行ったので

もちろん歌えるわけもなく

SexyZoneと彼ら5人を愛する人たちの

優しい空間を第三者として見ていた。

 

その時のSexyZoneとファンを見て思った。

この人たち、本当にお互いを「あいしてる」んだと。

 

私はその時、「愛してる」という言葉の対象は、

恋人、家族、友達でなくても存在するんだと学んだ。

 

その愛してるの中には

(オタクの中には多少なりともあるのかもしれないが)

いやらしさとか性的なものはなく

ただ、お互いの存在を、人生を愛しているんだと感じた。

 

良い関係だなと心の底から羨ましかった。

この5周年までに彼らがどんな道のりを歩んできたか、当事者ではないながらもジャニオタとして多少は知っていたから、

部外者ながら良かったね、と泣きそうになったのを覚えている。

 

この時点で私はSexyZoneの中で誰を推すかを決められていない。

ライブの中でマリウスが手を振ってくれたし可愛かったからマリウスかな、くらいの気持ちだった。

でも行く前はそーちゃんかふーまとか言って

結局7月に見た夢でしょーりくんに落ちるのです。

 

リペも楽しいツアーだった。

演出構成、どこをとってもデビュー10年超えた先輩グループとも引けを取らない完成されたライブだった。

私はエモーショナルな部分をどうにかこうにか目を瞑り、一番好きなライブは何かと聞かれたら今でもリペと答える。(あーーーでも今年のハイライトも捨てがたい……!!)

 

そしてそーちゃんが私と同じ病気で休養を発表した。突然だった。

あぁ、やっぱりこの病気は社会では生きていけないんだと思った。

 

次の年、私は天職に出会う。

PAGESも楽しいライブだった。

そしてジャニーがこの世を去る。

私はSMGOを胸に、発作を起こさない日常を心がけ社会復帰に成功する。

 

そのまた次の年の8月。

そーちゃんが戻ってきてくれた。

成人してから1番泣いた日だったと思う。

電話相手の友人が引くほど泣き続けた。

嬉しかった。

嬉しそうな4人とちょっと緊張してるそーちゃん。

こんなに嬉しい日はなかった。

 

その頃のマリウスが

「聡ちゃんが幸せで居てくれればそれでいい」

キクチが

「お願いだから戻ってきてくれとは言えない」

しょりくんが目を潤ませながら

「元気で居てくれることがすべて」

と言っていて

 

けんてぃーも明言はせずとも

彼なりの表現でそーちゃんを気遣い、おもいやっていた。

 

その時に2017年に横アリで感じた

「あいしてる」を思い出した。

 

私も同じ気持ちだった。

SexyZoneで在ろうとなかろうと

聡ちゃんが幸せで居ることが全て。

だけど、聡ちゃんの幸せが

SexyZoneの5人でステージに立つ事であったら

嬉しいなと願っていた。

 

私は気づいたら、SexyZoneと同じ気持ちになることができていた。

そして、彼らのことを心から愛していた。

 

 

だから、マリウスがお休みするってなった時も

私は同じ気持ちだった。

マリウスが幸せで居る事が全て。

どこに居ようと何をしていようと

自分がやりたい事を全力で取り組めて

そこに幸せを感じているならそれでいい。

決断するには時間がかかるし体力も要る。

だからゆっくり自分の幸せがなんなのか

探していけばいいと、本当に思った。

綺麗事でも偽善だと言われても本当にこう思っていたから、仕方ない。

 

もし少しだけ、ほんの少しだけワガママを言うなら

その幸せが5人でまたステージに立つことであったらいいなと思っていたけど

 

マリウスはきっと戻って来ないと心のどこかで分かっていたから、うん。

 

私はそのワガママな願いを口にしたり

文字にしたりする度に、ごめんねと添えた。

 

 

マリウスの決断も4人が背中を押すと決めた事も何も間違ってない。

愛して、信じてる人たちがこれが僕たちが決めた事ですと届けてくれたのだから、それを全力で応援することが私のできる最大限の愛。

 

私もしょーりくんと同い年ながら

今年正社員を辞め、借金しながら学校に通っている。夢を叶えるために。

正直止める人も居た。

未だに母親にも否定される事もある。

それでも私はあのままでは居られなかった。

夢を見つけてしまったら

それを叶えるための算段まで出してしまったら

もう行動するしか残されてない。

 

規模は違うかもしれないけど

あの人たちは人の夢に大小をつける人でないと思ってるから、一緒に頑張りたいと思う。

 

SexyZoneに何かを伝えようと思うと

何も言葉にならなくて、

ただ一言「愛してるよ、SexyZone」としか

言えなくなる。

 

その愛してるに嘘は一つもない。

私欲もない。

ただただ、心の底から愛してると思う。

 

それはあの日羨ましさすら感じていた

あのSexyZoneと彼らのファンと同じだった。

 

 

「愛してる」なんて小っ恥ずかしくて

「好き」すら友達にノリでも言えない私が

言葉にする日がくるなんて

SexyZoneを好きになる前は考えなかった。

 

でも今私は嘘偽りなく、飾る事もなく

言葉にできる。

 

 

 

マリウス。

あの日私たちに手を振ってくれてありがとう。

天使みたいな笑顔を一瞬でも向けてくれてありがとう。

マリウスはいつもたくさんのことを教えてくれた。

世界のこと、ジェンダーのこと、環境のこと、

視野を広げてくれてありがとう。

しょマのラジオ、大好きだったよ。

 

この先、マリウスの追う夢は

四人とは違うフィールドになったけど

その夢を尊重するし、応援したいと本気で思うよ。

マリも頑張ってるんだと思うと自分も頑張れる。

 

少しでもステージに立つマリウスを

この目で観ることが出来て幸せでした。

 

本当マリは天使。清らかで聡い天使。

3つも歳下なのにいつも学ぶ事ばかり。

 

面白いし、格好いいし、可愛いし、

きっと世界中の人が

喉から手が出る程欲しい人だろうに、

11年、SexyZoneで居てくれてありがとう。

 

年が明けても何年経っても

いつかまたその可愛い笑顔をどこかで

見れたらいいな。

 

愛しいマリウス、

卒業おめでとう。

愛してるよ。